脱初心者 ワックスがけを覚える ホットワックス

2019年1月2日

滑走性に持続性を兼ね備えた ホットワックス

道具の基本的なメンテナンス、ホットワックスです。
ホットワックスをするということは、意識レベルでは中級者の域になります。簡易ワックスは表面的な処理になりますが、ホットワックスでは持続性を兼ね備えたワクシング技術になります。長時間の滑走性能を発揮するために、アイロンによる高温での作業をしますのでリスクも生じます。気を付けるべきポイントを押さえれば難しい事ではないので、チャレンジしましょう。

いきなり、ホットワックスから始めても良いのですが。私は、雪質・時期や割ける時間で、ホットワックスと簡易ワックスを使い分けたり、前日までにホットワックスで準備をしておいて、当日ゲレンデで簡易ワックスを塗るという対応もします。どちらも覚えておけば、楽しみの幅も広がります
新雪が積もった日なんかは、特にワックス選びにシビアになります。「THE DAY」です、走らない板じゃ楽しめませんからね。

ホットワックス 必要な物

必要な道具を説明します。ホットワックスを始めるのであれば、ワックスメーカーから提供されている専用の物を揃えましょう。予算的にも時間的にもそのほうがパフォーマンスが良いです。私も普通のアイロンを改造したりして代替え品でカバーしようと試みたが、結局は専用の物を購入しました。専用品の方が使い勝手や温度維持の性能が圧倒的によいです。
「アイロン」固形ワックスを溶かし・伸ばし・ソールに浸透させるために使います。 ¥3,000~13,000ぐらい。価格に幅がありますが高価なものほど鉄板が厚いです、温度の立ち上がりが悪いが、安定しやすいです。

「固形ワックス」フッ素が入ってない「ベース用」とフッ素含有で対象温度帯が0℃前後の「滑走用」。 「ベース用」¥1,000前後・「滑走用」¥2,000~5,000。価格の差は容量とフッ素の含有量の違いです。全温度対応の100gぐらいの物を買いましょう、そこそこ滑りに行く方でも1シーズンもちます。
「ワクシングペーパー」汚れや、余分なワックスを吸い取ります。 ¥500~¥1,000ぐらい。一枚1円ぐらいです。
「スクレーパー」余分なワックスを剥がすために使います。 ¥1,000前後。物差しでもよいのですが、厚みが足りない。
「ブラシ」余分なワックスを掻きだす。 ¥2,000~5,000ぐらい。用途により材質が違い種類も豊富。おススメは「ボアブラシ」です。

取り敢えず必要ないが揃えておいてほしいものは、「ワックス作業台」です。後々、エッジを弄ったりするようになると、板の角度を変えてシッカリ固定できるものが必要になってきます。こちらも自作したことがありますが固定することはできるのですが、遠征などの携行性も兼ね備えるとなると、専用品には敵いません。また、消耗品ですが「滑走ワックス」の種類も雪質に応じてもう1種類そろえても良いでしょう。
仕上がりに拘りはじめると、「ファイバークロス」で磨いたり、柔らかい「馬毛」などで静電気を取り除いたりします。この辺は気持ちの問題です。

わたしもこちらの作業台を使ってます。エッジチューン・ワックス・ビンディングの取付等、殆どの作業をこの上でやってます。折り畳めて収納に場所をとらず、使用時の安定もよいです。正直、これ以上もこれ以下もないといった感じです。

ホットワックスの手順

手順の説明ですが、私がやる最短の方法です。
【クリーニングとワックス伸ばしを一緒に行う】
  
①「ベースワックス」をアイロンで溶かしてソールに擦りつける。全体に擦りつけたら、②「ペーパー」のアイロンが当たる面積へ溶かし垂らす。③ペーパーにアイロンを当てゆっくり、止めないよう動かす。このとき、ソールとペーパーの間のワックスが溶けてヌルッと動く感覚を確かめる。半分ぐらい行ったらペーパーの使ってない部分をつかって②から始める。(汚れの度合いでペーパーの枚数を替える、酷い時で私の場合、クリーニングだけで3枚位使う事がある)

【ペーパーを替えて高温でワックスを入れ、余分なワックスを吸い取る】

「滑走ワックス」を上のクリーニングの手順で行う。この時はクリーニングの時よりワックスの量を、なるべく少量で行います。回数行わないと適量がわからないので、初めは多め(溶けたワックスがヒタヒタな状態)でもよいです。イメージですが、アイロンが通過した後に一瞬でもワックスが液状に溶けてるのが確認できるぐらいの温度とアイロンを動かすスピードが良いです。

【スクレーピング+ブラッシング各一回】
  
「スクレーパー」で表面の余分なワックスを、こ削ぎ落とします。力まなくても良いので削り粕が出なくなるまで行います。キックの部分は当てにくいのでスクレーパーを鋭角に当てると良いです。スクレーピングが終わったら「ブラッシング」です、ソールの細かい凸凹(ストラクチャーや繊維の溝)に詰まったワックスを取り除きます。この辺りから目に見えない領域の作業になってくるので、感覚的にはトリミングです、ソールが艶っぽくなってればよいです。

慣れてきたら工程を減らすように

基本どの動作も「トップからテールに向かって」行います。春先などの汚れが酷い時は「リムーバー」で先に汚れを落としてから、「クリーニングワックス」を始めます。更に一発目の滑り出しから走りを狙うのであれば、ゲレンデ到着時に「ファイバークロス」でソールのワックスを定着させたり、動物性のブラシで静電気を取り除いたりします。狙った雪質ではなかった場合は、「生塗」や「簡易ワックス」で対応する余地はあります。
まずは、ワクシングを実践して滑走したときにどのような結果が得られたか判って来れば、自分なりのデータやワクシング方法が見出せると思います。

注意すること

重要なのは、「ワクシング」時は、アイロンを止めない事です。
板の温度管理も考慮するとなると実はかなりの時間と労力を強いられます、滑る時間を圧迫しない程度の方法で行うのが重要です。
方法論としては、「ワックスの量よりペーパーの枚数をつかう」「リムーバーの使用頻度を下げ、ベースワックスとペーパーで汚れを吸い出す」です。

エッジでケガをしないように、また火傷防止のため軍手をしましょう
冷え冷えの板にいきなり高温のアイロンを当てないようにしましょう。
なるべくなら、ビンディングを緩めて熱をかけましょう。
煙を吸い込まないよう、換気は充分に行いましょう

ホットワックスは労力を掛けた分効果が蓄積します、頑張ってやった分、滑りと持続性によい影響がみられてきます。「ソールが育つ」ってやつです。劇的な変化は感じにくいのですが、シーズン初めは新品の板より、先シーズン使った板の方が調子がいいのは、ソールが育っているからかもしれません。

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Posted by youcyan