深雪滑走 セッティングと乗り方

深雪滑走 楽しさと背中合わせの危険性

パウダー01

「パウダーラン」、映像で見ても実際滑っても、日常では得難い感動や楽しさがあります。その魅力に憑りつかれてジャンキーと化す人も多いです。ゲレンデ内に留まらずハイクアップによる「バックカントリー」で絶好のポイントを追い求めるのです。
スノーボードの最終到達点と捉える考え方もあります。
しかし、危険と背中合わせな部分もあり、装備・滑走技術・危険予知・対応能力と雪山での知識が必要になってきます。

バックカントリー
山野のうち手付かずの自然が残っている整備された区域以外のエリア。
これらの区域でのスキー・スノーボード・キャンプはバックカントリースキー・バックカントリースノーボード・バックカントリーキャンプと呼ばれ【バックカントリー】はこれらの略語としても用いられる。

バックカントリーはあくまでもコース外であるから、そのエリアで発生した事故は自己責任となる。

知識や装備が不十分なままバックカントリーは入山する客も多い。遭難した場合には低体温症など深刻な状況に陥ることもある。
雪崩が発生することもあり、複数での入山でも捜索が困難になる。
また近年バックカントリースポーツでは遭難者も増加し山岳救助の対象として各自治体が注意喚起している。その場合捜索・救出費用はほぼ全額が自己負担になっておりかなり高額である。

かなりの心構えが必要なのがわかります。私も本当のバックカントリーは数えるほどしか経験がありません。
深雪滑走の上達や入口の敷居が高すぎて、どうしたらよいかわかりません。勿論、ノリと勢いで突っ込んではいけません。

楽しく深雪滑走するために

まずは降雪後のコース内の圧雪がかけられていない場所を積極的に滑りましょう、スキー場によっては敢えて中・急斜面を圧雪せずに残してくれている場合があります。そういった場所を斜めにトラバースしたり、傾斜のサイドヒットでスピードのコントロールを覚えます。重要なのは停止動作をせずにスピードのコントロールが出来るかです。
ゲレンデマップの中の「上級者コース」の中に「非圧雪」や「オフピステ」という表記があるコースがあるかもしれません。これらは斜度が急であることや地形が複雑なことにより機械による整備が困難なコースです。



滑走レベルの表記は曖昧な部分があり、一律に判断しずらいですので、コースに入る前にそのスキー場のパトロールの方などに自分の滑りを客観的に判断してもらうことをおススメします。サイドカントリークラスの斜面を併設しているゲレンデもあります。自力で帰ってこられる能力を求められる場合があります。
こういったゲレンデ内オフピステを滑る時は、安易に低い方へ下らないのが重要です。特に地形がわからない初めての斜面は、重力のまま谷方向へ降りてしまうと、最悪帰ってこれなくなることもあります。

 サイドカントリー
「スキー場内で楽しめるバックカントリーエリア」のことで、後発的に出来た言葉。ゲレンデ内リフトで簡単にアクセスでき。手軽にパウダーを楽しむ事が出来る。つまり、同時に危険な場所へも簡単に行けてしまう事を意味する。
スキー場の管理区域を越えたサイドカントリーエリアでもし何かあっても、コース内のように迅速な救助活動は困難で、膨大な救助費用も掛かる。
アクセスが楽、という以外はバックカントリーと何ら変わりはない。

ここまで書いてやっと本題に入ります。
深雪滑走は楽しい反面、命に関わる危険性もはらんでいることを理解して頂きたかったのです。ご了承下さい。

深雪滑走 道具には最大限の配慮を

セッティングを弄る事で深雪での滑走に対応

セットバック量を最大にとる事で浮力を得やすくなります。両足とも板の各インサートホールの一番テール側にビンディングをセットする。従来の幅より狭くなってしまっても構いません。
アングルも何時もより前向きにセットすることをおススメします。例えばレギュラーの方で普段+15°・-6°とかでしたら、+18~21°・0°です。
  
ビンディングのハイバックのフォワードリーンを一番起こすのとブーツのアッパーシェルを緩めに縛ることで、レスポンスを穏やかにする
ディープなパウダーは謂わば水の上に近い感触です、エッジを使うというよりはソール面での浮力で回頭性をえます。面で雪圧を受けるので板が起ちやすい傾向になります。なので板を不用意に起こし過ぎないようなセットの方がコントロールしやすいです。
トゥー・ヒールともに、体軸よりも板が先行しないようなセットにするイメージです。
  
当然のことながら、深雪滑走にはワックスも重要なファクターになります。いつもより低めの雪温になるはずなので、少し低温度帯(固め)のワックスを選んだ方がよいです。

スタック時のお守りとして、「スノーシュー」があれば自力でベースまで脱出する事が出来るかもしれません。スキー場によっては有償で貸してくれる所もあります。

 乗り方で深雪での滑走に対応

テールよりの重心設定にし、尚且つ「後足気味に過重する」ようにポジションをとる。イメージとしてはテールプレスのような脚の曲げ方ですが、ビンディングの外側を押さえるのではなく、ビンディングの内側を押さえる脚の使い方です。

個人差や骨格による部分もありますが、セッティングを、「幅やや狭目」アングル「開きやや閉じ気味」で膝を「内る」ような使い方です。
切替時の意識、特にトゥーサイドへの切替時は板が体軸よりも立ちすぎ易いので、ブーツを潰すような足首の使い方をします。脛でブーツのタンを押すのではなく、爪先を引き上げる様な足首の使い方でブーツを引き上げる感じです。

パウダーボードでは殆ど意識しなくてもよいのですが、「ツインシェイプでキャンバー形状」の板ほど意識した方が良いです。

スタック時の対応

無事上から下まで降りてこられればよいのですが、ディープなパウダーではストップ=スタックです。急斜面をノンストップで安全に降りてこられるスキルが前提にないと、非圧雪な急斜面は立ち入ってはいけないのですが、失敗から学ぶ部分もあります。私もそうです。
ゲレンデで溺れる人もいます。知っていれば助かる・チョットは楽できることもあるので知っておいてください。
転倒しスタックしてしまった時、まず口の周りの空間を確保し呼吸が出来るようにします。自分の頭の位置が上下どうなっているかを確認します。自分の下にあたる雪を両手で押さえて固めます、初めは何度やっても腕が沈むばかりですが周りの雪を集めて同じことを繰り返し、ともかく足場が出来るまでやります
自分が起き上がれるくらい足場が出来たら、板を脱ぎます。この段階で「携帯の電波」と「自力で脱出できる距離と方角」を確認してください、どちらもダメでしたら大声を上げて助けを呼びます
ゲレンデが見えたり人の声が聞こえるようでしたら、歩ける所が近いかもしれません、板と体を使って足場を作りながら進みましょう。1m進むのに数分かかるかもしれません。この時スノーシューがあれば体力の消耗もかなり違います。

初めて滑る未開エリアであれば、ゲレンデ内といえど単独で進入せず、停止できるポイントや安全なラインを知っている自分より上級者に同行してもらうのが賢明です。
手っ取り早く、道具を深雪用のパウダーボードにするのが上達の早道かもしれません。最近では、ソール形状が多彩になり取り回しのよい長さでも十分な浮力を得られる板が増えてます。板を変えたときに一番変化を感じられ多大な恩恵を受ける事が出来ます
パウダーボードを試乗する機会があれば乗ってみて下さい、深雪での滑りやすさは歴然です。

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